予算管理は全ての企業で行われている非常に重要な業務です。予算管理業務は、予算の編成から始まり、予算確定、予実対比、通期予測・見通しまで業務が多岐にわたるとともに、予算を主管する部門から現場部門、さらには経営管理層まで様々な関係者が関与・影響する業務となります。

多くの企業では予算管理をシステム化しており、一般にExcelやERPないし会計システムを利用して対応しています。しかしながら、ERP等のシステムでは、自社のニーズに合う機能が少なく、マスタや設定のメンテナンスの負荷が高いことから利用が限定的になり、結局はExcelに依存してしまうケースも少なくありません。一方、Exceにおいても、Excelが誰でも自由に使える操作性に優れたツールであるが故に、予算管理で使用する局面においては、Excelの優位性が欠点となってしまうケースもあります。

このような環境の中、最近では、予算管理業務にフォーカスした専門的パッケージをITソリューションとして利用する企業が増えています。ERP・会計システムやExcelに起因する予算管理の課題を解決し、Excel依存の管理体質から脱却しようとする企業は多いです。

当セミナーでは、予算管理業務における現状と課題を俯瞰し、ERPやExcelを利用した予算管理の課題とその解決手法を紹介するとともに、パッケージやExcelをより効果的に活用するための予算管理システム構築の留意点について、わかりやく解説いたします。

※事前の告知無しにプログラム内容を変更させていただく場合がございます。

■プログラム.1：予算管理業務における現状と課題解決
～予算管理におけるシステム構築のポイント～
エイアイエムコンサルティング株式会社
代表取締役社長　公認会計士・税理士　奥川 透

予算管理は予算の編成から予実対比、通期予測・見通しまで年間を通じて継続的に行う業務となります。しかしながら、予算編成や予測・見通しはExcel、予実比較はERPや会計システムで別々に対応することが多く、統合的にシステム化できている企業は少ないようです。
当プログラムでは、予算管理業務の現状を俯瞰し、ERPやExcel依存を起因とする課題とその解決の方向性を紹介するとともに、効果的な予算管理システム構築のための「システムの選定ポイント」につき解説いたします。

■プログラム.2：予算計画/管理を如何にDX化するか？
～コロナ禍における、予算実績管理のコツ～
プライマル株式会社
営業企画推進部 マネージャー 宇條 剛氏

昨年はコロナ禍の影響で、策定済みの予算・中期経営計画の見直しを迫られたり、悲観的な予想から強気な予測まで複数シナリオの見込作成・シミュレーションを実施しなければならなくなった等、予算管理におけるシステム化の必要性を強く感じる企業が非常に多かったようです。
当プログラムでは、政府推進のDX化ないしクラウド化を解説するとともに、既存のExcel資産を有効活用する「予算実績管理をシステム化するメリット」および「予算管理のコツ」をご紹介いたします。

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