企業集団を形成する企業においては、単体（親会社）予算だけではなく、企業集団全体の予算を適切に管理していかなければなりません。連結会計においては、財務会計が求める制度連結（連結決算制度）のほか、管理会計が求める管理連結といった仕組みを構築し、グループ予算と実績を適切に管理・分析して企業集団を経営していくことが求められます。
しかしながら、制度連結においては、専用パッケージを利用して決められた連結決算手続をシステム化しているケースが多い一方、管理連結となると、企業の業種や規模、管理メッシュ（管理したい項目やセグメント）、組織体制等により複雑化し、管理や分析のハードルが飛躍的に上がることから、制度連結のようにシステム化されていないことが多いです。このため、管理連結の業務担当者に大きな作業負荷が掛かっており、また適時適切に管理連結の情報が保持できないといった課題を持つ企業は、決して少なくありません。特に、連結予算管理や着地見込、連結セグメント管理に悩みを抱える企業は非常に多いです。
当セミナーでは、連結予算・着地見込管理および連結セグメント管理におけるシステム化のポイントを解説するとともに、管理連結のシステム化や業務改善により、本社のみならず関係会社の管理連結業務の効率化を実現した事例をご紹介いたします。

※事前の告知無しにプログラム内容を変更させていただく場合がございます。

■プログラム:連結予算・分析と連結セグメント管理の構築～大手企業に見る管理連結システム構築プロジェクト事例～
講師：Benex株式会社 代表取締役 前田 賢一氏

連結予算管理においても、単体予算と同様、予算編成や着地見込、セグメント管理といった予測分析業務が必要になります。ただ、連結予算管理においては、内部取引消去やグループ各社からの予算収集といった連結特有の処理があり、加えて制度連結と管理連結の整合性を保ちつつ、適切に開示へ繋げる仕組みを構築する必要もあり、決して簡単な作業とは言えません。
当プログラムでは、連結予算の編成と着地見込、連結セグメント管理の仕組みを構築するポイントを解説するとともに、大手企業における管理連結システム構築プロジェクトの事例をご紹介いたします。

■質疑応答:【プログラム終了後】管理連結の仕組み構築における質疑応答

当日は、管理連結システム構築プロジェクトの事例に基づいて、連結予算や連結セグメントの仕組み構築について解説いたします。説明上の不明点や質問事項につきましては、チャット機能を利用して、直接コンサルタントへ質問することが可能です。管理連結に関するお困りごとや課題等がございましたら、そのお悩みを解消する機会としてご利用ください（任意でご参加ください）。
※セミナー当日は、チャット機能によりご質問いただくことが可能です。

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