不正防止対策や子会社・海外拠点対応等、内部監査部門に求められる役割・仕事は年々増加する一方です。企業の海外進出が加速する中、米国・欧州・ASEAN・中国等の海外支社や海外子会社への監査対応・管理強化が急務となっています。また、世界情勢が目まぐるしく激変する中で、自社グループの組織編成が大きく変わり、J-SOXという日本の制度を海外子会社に適用しなければならない事態に迫られることもあります。

このような状況下において、漏れなく充分に監査を実施し、期待した効果を得るためには、監査の実効性や費用対効果等を考慮して効率的な監査態勢を確立していかなければなりません。また、J-SOX制度は企業グループ（連結ベース）で適用され、一定要件を満たす場合には子会社にも強制されることから、海外子会社が急成長して売上が増大してくると、J-SOXを海外子会社に適用しなければなりません。海外監査の対応は、物理的な距離や言語・文化の問題もあり、決して簡単に対応できるものではなく、一方、J-SOX対応になると、海外拠点に対して構築（3点セットの作成等）から毎年の整備・運用状況評価を実施しなければならず、内部監査部門の負担はさらに増すことになります。

本セミナーでは、『内部監査部門に求められる海外対応』と題し、上場企業の内部監査部門に在籍される方に向けて、”J-SOX海外対応と海外監査のコツ”を解説するとともに、海外拠点におけるJ-SOXおよび海外監査の対応実務・事例を紹介いたします。

10:00～
※講義50分

■プログラム：内部監査部門に求められる【海外対応】～J-SOX海外対応と海外監査の実務～

多くの企業が積極的に海外へ進出する中、海外拠点ないし海外子会社の管理が重要な経営課題になっています。海外拠点は、物理的な問題や言語等のハードルもあり、親会社の管理が行き届き難く、監査上のリスクが高いと言えます。また、海外子会社の売上が大きく成長してくると、J-SOXの対象範囲になり、日本の法律制度に基づく内部統制の構築と毎年の評価が海外拠点においても必要になってきます。
当プログラムでは、海外管理における内部監査部門の重要性および役割を明確にするとともに、J-SOXや海外監査対応を進めていく際の課題や留意点について、海外対応事例を紹介しながら、実務上のポイントをわかりやすく解説いたします。

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